【楽曲紹介】Twitterから生まれた悲しみと怒りと孤独、そして希望のうた
こんにちは、だんちょーです。
先日、TSUNAMIを紹介した際にこの曲が頭に浮かびました。近いうちに紹介したいなと思っていましたので、今回はこちらの曲を。
楽曲データ
◆混声合唱とピアノのための つぶてソング 第1集
より「あなたはどこに」
和合亮一/詩 新実徳英/作・編曲
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記憶に残るエピソード
※"思い出"という表現は相応しくないかなと思い、いつもと小見出しを変えてみました。
こちら、詩人の和合亮一さんが3.11直後よりTwitter上でつぶやいていた言葉を「詩の礫(つぶて)」としてまとめ、それを新実徳英さんが作曲した曲集になります。
私が初めてこの曲を聞いたのは、もう9年も前になりますか、松原混声合唱団の演奏をYouTubeで観た時です。月並みな表現ですが、曲を聴いているうちに「うん、出来ることをやろう!」と思ったのを覚えています。
ところで、わたくしども団員の多くがその母校としております埼玉県立蕨高等学校音楽部では、定期演奏会の時に現役生と卒業生とが一緒のステージで歌う"合同ステージ"というものがありました。私も高校卒業後、こちらの合同ステージに何度か参加しておりますが、大学に入った年だったかな、この曲を歌いました。その時はユニゾンでの演奏だったと思います。
なかなか大人数でたった一つのパートを歌うことってないですから、何と言うんでしょう、ハモりにはない力強さを感じたものです。
ちゃんと音楽の話もします
この曲は前半と後半で伴奏の雰囲気がガラッと変わります。前奏からは8分音符の流れるような上昇音型で、さながら歌詞に出てくる"風に吹かれていますか"という部分を想起させます。
そして後半部分では転調し、4分音符4つ打ちのリズム感の良い伴奏になって、まるで一歩ずつあゆみを進めているかのような印象を受けます。
この曲が曲集の最初にきて、終曲(「誰もいない福島」)が"産声が 大きく 強く たくましい朝だ"と締めくくられることで、この曲集が単なる悲劇ソングで終わらないのかな、そんな風に感じます。
最後に一言
第2集の方も持っているけれども、そっちは新実徳英さんのサインもらった!
※次回の更新は7/13(月)13:00を予定しています。
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